top of page
TKK_054.jpg

PROJECTSTORY

メンテナンス分野

03

困難と立ち向かい続け、
信頼と将来を築いたメンテナンス戦記

日本の基幹産業である鉄鋼業では、安定操業を行う上で設備がトラブルなく稼働することが必要不可欠となります。その中で24時間稼働しなければならない極めて重要な設備の更新作業を短納期で行うこととなった滝川工業のメンテナンス事業部。限られた時間の中での、彼らの奮闘ぶりを紹介します。

TKK_071.jpg

2005年新卒入社

メンテナンス事業部

Tさん

TKK_071.jpg

2003年新卒入社

メンテナンス事業部

Fさん

そのプロジェクトは、過去に経験がない困難から始まった

TKK_080.jpg

私たち滝川工業には、大手製鉄所内に拠点を構え、日頃より製鉄メーカーからの依頼に応じて設備の保守・メンテナンスを行う事業があります。普段から様々な案件に携わってきた私たちに、ある日とあるスケールの大きなメンテナンス案件の依頼が寄せられました。それは製鉄メーカーが安定操業を行う上で、極めて重要な設備の更新作業でした。ほぼ毎日稼働する設備を2週間程度停止させ、老朽化した設備の更新を行ってほしいという内容だったのです。限られた準備工事期間の中での更新依頼は、メンテナンス事業部では過去に経験したことのない案件でした。

設備は経年劣化や度重なる補修によりボロボロの状態で、原型を留めていない箇所もありました。ところがプロジェクトを始めようとした際、私たちはいきなり大きな困難にぶつかってしまいました。それは設備に関する詳細図面が、ほとんどなかったことです。そのため、ほとんど手探りの状態でスタートしなければならなかったのです。

多くの関係者と協働しながら進めた事前準備

最初に行ったのは現物を実測して図面に起こす作業。調査する時間も設備が計画的に停まる月1〜2日程度のみで、その限られた時間内に防護服を着て詳細を調べました。この作業を怠ると、後のスケジュールに大きな影響が出るため、プレッシャーも相当感じていました。調査後は工事会社の職人さん、安全管理担当者などの関係者が集まり、『事前検討』という話し合いを実施しました。

この事前検討を徹底的に行ったことは、後の作業において大きな効果を与えることになりました。私たちの主観だけを押し通すことなく、様々な立場の方からの意見を聞いて事前に計画を練り上げることができたからこそ、今回のようなスケールの大きなメンテナンス作業を、短期間でありながら無事に遂行することができたと思います。この経験は自信となり、次に向けてのノウハウにもなりました。

TKK_079.jpg

信頼関係を維持し、未来へバトンをつなぐ責任も果たす

TKK_080.jpg

取引先である製鉄所とは、これまでも私たちの先輩たちが責任をもって様々な依頼を請けてきたことで、現在までに続く信頼関係が維持できていると考えています。今回のプロジェクトにおいても感謝の言葉を直接いただくなど、信頼関係を損ねることなく無事に工事を終えることによって、これからの世代に対して無事にバトンをつなぐという責任を果たせたと感じています。

今後もこの関係を維持し発展させていくためには、ただ要望を受け入れるだけで終わってはいけないと考えています。普段のメンテナンス作業においても『このようにすれば、もっと使いやすくなりますよ』など、積極的に改善策を提案することを心がけることで付加価値を提供。それによって設備が良くなり、お客様に喜んでいただける。そんな役割も果たしていきたいと思っています。

その他のプロジェクトストーリーはこちら

01

製鉄設備分野

長年の”課題”に技術で応える
〜Mねじり結束機の開発ストーリー

02

食品製造設備分野

えぐみ、湿度…若き技術者たちが挑んだ、
野菜の低温調理機開発

03

メンテナンス分野

困難と立ち向かい続け、
信頼と将来を築いたメンテナンス戦記

bottom of page